Utrecht
今日は朝も5時起きでオランダのユトレヒトへ。
ブリュッセルから直接行ける電車はないので、少なくとも2回は途中で乗り換え。
はあ。
7時15分の電車に乗って、一息。
すると車内アナウンスで、
「車両故障のためこの電車は遅れます。」
次の駅での待ち時間が40分ぐらいあるし、まあいいかと思って待ってたけど、全然動く気配が…
とりあえず、Midi駅からは10分遅れぐらいで出発。
ほっとしてたら、今度は2つ先の北駅で、
「今電車を修理しています。」
え?今?また待つの?
待ってる間に、同じ車両ですごい大きな声で話してた女の人たちが一人の男の人と小競り合いになり起こった後に急に叫び声!!
何かと思ったら、その男はスリ。
競り合ってた時に何か取られた模様。
ああ、こわ。
で、結局40分遅れで北駅を出発。次の電車まにあわね〜〜〜〜
とりあえず、次の駅Roosendaalで下車。
遅れること考えてなかったから、とりあえずインフォメーションへ。
日本もあるのかもしれないけど、最適ルートをこんな風にプリントしてくれました。
すげ〜。
写真の紙のおかげで、30分遅れながらつきました、ユトレヒト!!
あ、書き忘れてましたが、今日ここに来た理由は、もちろんDick Bruna HuisとRietvelt-Schroder Huisを見ること。
Dick Brunaは大人気(とはいっても、私のクラスのヨーロッパ人は全く知らなかったけど)のキャラクターMiffyの生みの親。
昔、たまたまスカパーでやってたブルーナのドキュメントを見てから、Miffyだけじゃなく、ほかの作品を知ってから本当に大好きなアーティスの一人。
Rietvelt-Schroder Huisはテレビの世界遺産で見たけど、どこにあるかとか全然覚えてなくて、今回たまたまユトレヒトの観光案内HPを見てて見つけました。
どちらもセントラルミュージアムが運営してるので16ユーロでセントラルミュージアム、ディック・ブルーナハウス、そしてSchroder邸のツアーの参加ができて、お得な気分。
まず、行ったのがDick Bruna Huis。セントラルミュージアムの目の前にあります。
http://www.dickbrunahuis.nl/jp/ (日本語)
一面、いろんな国で出版されているDick Brunaの絵本がタイルのようにはってありました。
全部表紙が違ってて、すべてかわいい。
ここではオランダ語英語日本語でいくつかの本の話(絵本に書いてある分だけじゃなく、他のナレーションもあわせて)を聞くことができます。
椅子もMiffy。
Play room
やっぱり来るのはほとんど地元の子連れの親子。
子供が飽きないようにMiffyの家だったり、ゲームなどなどがそろえてあります。
2階は、ブルーナの初期の作品が置いてあります。
シンプルなのに色鮮やかですぐひきつけられるような作品ばかり。
とくにこの探偵もののほんの表紙とか。
本なのにアート。
Dick Bruna Huisを堪能したら、次は前のセントラルミュージアムへ。
http://www.centraalmuseum.nl/page.ocl?pageid=48&mode=&version= (英語のみ)
ここ、見た目あんまり大きくないかと思ってたけど、中が迷路みたいにどう先に行っていいのかわからない…
最初になんか今の展示会の冊子をもらったのに、そんなものどこにもない。
地図をみて、現代アートのところへ行ってみたものの、「今、工事中」の張り紙。
とりあえず、階段上り下りして、行ったことのない部屋探し。
地図見るとこの先に何かありそうだけど、関係者しかはいれないドアしかなかったり、どうやったらこの展示場へ?
庭を通ろうとしたら、冬でドア閉まってるし、結局さぐること45分。
ありました、通路。最初に荷物おいたロッカーからつながってた。なんだよ。
おもしろかったのは、記号やロゴの展示。
http://www.centraalmuseum.nl/page.ocl?pageid=133&expo_id=170&filter= (英語のみ)
それぞれの国が違うことばを持ってるので、言葉で会話するのは難しいけど、記号は万国共通言語。
トイレのマークや避難出口のマークなど、それぞれの国での記号を展示されていたり、また会社のロゴだったり。
おもしろったのは、そのトイレに書いてあるような人のマークが人の日常の行動(テレビを見たり、オフィスで仕事したり、犬と散歩したり)を24時間であらわしてるビデオ。
ひとりでみいってました。人のマークが病院で出産したりとか。
で、つぎに行ったのがRietvelt-Schroder Huis。
http://www.rietveldschroderhuis.nl/rshEng.jsp?color=yellow (英語)
1924年にオランダの建築家ヘリット・リートフェルト(Gerrit Rietvelt)が未亡人だったトゥルース・シュレーダー・シュラーダーと3人の子供のために作った家。
セントラルミュージアムからミニバスに乗って15分。
なんてことないヨーロッパな住宅街の中に一際目立つおうちが。
1924年に設計されたのにすごいモダンな家。
白、黒、灰色の中にすこしだけ入ってる直線の赤と黄色。
中は写真禁止だったので、写真ないので私のつたない文章でちょっと紹介。
中はすべて直線で作られていました。
注文した野菜がとどけられたときに、いつも2階で生活していた夫人のためにインターホンのようなものがついていたり、手あかをつくことを嫌った夫人のために、手が触れるところは黒、もしくは紺などの濃い色で塗られていたり。
また、小さい場所を大きく使うために、2階の部屋を仕切る壁はすべて可動式。お風呂場に至るまで、お風呂を使わないときは壁を動かして脱衣場のところを脱衣場を廊下にしてしまうことができます。
外の景色がよく見れるように、窓を開けた時に柱に景色を邪魔されず見れるように窓の所に柱がなかったり、光をとりこむために、2階への階段の上から光がとりこめるようになっていたり、とこの家の工夫を話し出したらとまらないぐらいたくさんありました。
もちろん、リートフェルトの代表作の赤と青のイスもおいてありました。(下のHP参照)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%88
この家のあとも、リートフェルトの作品の家を2件みてきました。
大満足。
ユトレヒトにはすぐれた博物館がいくつかあるので、本当はもっといろいろ見てみたかったけど、3つも見たらさすがにもうTime's up
ブリュッセルに帰る電車の時間まで街探索。
ドーム教会
ドーム塔。
やっぱりオランダなので自転車が多い。
運河
チューリップ
Miffy像
えらい人気のあった駅のフリッツ屋
また3時間かけてブリュッセルまでもどりま〜す。
今度はおくれなければいいけど。